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上海データ.comの管理人のつぶやき
こんにちは、上海データ.comの管理人です。
今現在、2019年5月のつぶやきとなります。

NHKでマクロスの特集や人気投票など、大々的に開催されています。
そこでふと思ったのですが、超時空要塞マクロスのヒロイン。
二人いるのですが、一人は日本人、そしてもう一人は華僑の女の子。
30年以上前の作品に中国の女の子がヒロインとなる物語ってかなり珍しいと思いました。
そしてその子はアイドルであり女優であり、人気の芸能人という事。
また、もう一人のヒロインは日本人女性。
負けん気が強くてお姉さん風のエリート軍人。
実際、舞台である戦艦マクロスの艦橋クルーとして活躍しています。

ですが主人公は一般的な普通の軍人の日本人男性。
優柔不断でヒロイン二人の間をフラフラするという役所。
また、パイロットの先輩や後輩にエースパイロットがいて、
なおさら主人公は普通が強調されている気がします。
ヒロイン達のスーパーヒロイン的キャラクターと対比するように
どこにでもいる男性としての主人公が織りなす物語。

少女漫画ではよく白馬の王子様が普通の女の子と恋に落ちる物語が多いですが、
男性向けアニメでこういう逆白馬の王子様的なお話って珍しい気がします。
大抵の場合は、主人公はヒーローであり無敵。
普通とはまったく違う雲の上の存在でありつつ、どこか人間味のあるおっちょこちょいな面もある。
しかしマクロスではそうではなく、主人公は普通。ヒロインがスーパー。
とても興味深い設定だなと思いました。

当時まだ日本と中国は今よりも遠い国。
ただ国交があり、旅行にもほぼお互いに行かないような関係。
そういう状況で未来を描くマクロスでは、華僑の女の子がヒロインに抜擢する事によって、
当時の今では無く、未来の話というのをイメージさせている気がします。

今は政治的な問題を除けば良好に交流が出来ている両国。
お互いに旅行に行き、現地の食べ物を食べ、文化を楽しんでいます。
それを当時から予測したかのようなキャラクター設定だなぁと思いました。

少し話がマニアックになってしまいましたが、とても好きな作品です。
劇場版マクロスは特に当時としての最先端で最高峰の手書きアニメーションですので、
まだご覧になった事が無い方はぜひ一度ご覧下さい。