上海観光地で有名な一つである「上海城隍廟(シャンハイチャンホワンミャォ)」。
「城(チャン)」は石垣、「隍(ホワン)」はお堀の意味です。「城隍廟(チャンホワンミャォ)」は中国道教での地方の守りの神様です。この地区の人達の平安を守ってくれる。
中国ではいろんな場所にこういう「廟(ミャォ)」があります。
もちろん「上海城隍廟」は上海地区を守ってくれる神様の「廟(ミャォ)」です。
15世紀初頭、上海知県がある「金山神廟」を改造して、最初の城隍廟を建てました。1926年、鉄筋コンクリートで建て直し、80年代、上海政府がもう一回修復して、現在の姿となりました。
だから、よくこんな言葉を聞きます。
「上海で上海城隍廟に行かないと、上海に行ったことがないと一緒。」
それほど有名で歴史的な観光ポイントなのです。
「上海城隍廟」はとても広くて「廟(ミャォ)」だけではなく、ショッピングを楽しめるお店もたくさんある場所です。
「豫園商場(イィユァンシャンチャン)」とも言います。
中には400年の歴史がある中国江南古典式園林「豫園(イィユァン)」もありますし、デパートや上海のお土産を売っている店、もちろん美味しい中華料理レストランもあります。
私が一番気に入りのお茶を飲む場所を紹介します。「城隍廟」の真ん中にある「湖心亭茶楼(フゥシンティンチャァロウ)」と言う所です。
1784年、最初は上海の布商人達が集まるの会場でした。1855年、改造して上海で初の茶楼として営業が始まりました。
茶楼は200人ぐらいが入れる広さで、中国の昔のインテリアがたくさん飾られています。もちろん、お茶の種類もいっぱいあるですし、緑茶、花茶、烏龍茶など、お茶セットも販売しています。茶楼の二階では「城隍廟」の全風景が目に入り、いい香りのお茶を飲みながらゆっくりとした時間を楽しみます。とても幸せですよ。この茶楼、毎週の月曜日午後、綺麗な音の中国民族楽曲も上演しています。
「湖心亭茶楼」は、海外の首相も招待されています。イギリスのエリザベス女王も訪れました。日本のみなさん、上海旅行の際には是非一度行ってみてくださいね。帰りにお茶のお土産もおすすめですよ。
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